Gutenberg(グーテンベルグ)とは?
Gutenberg(グーテンベルグ)とは、次期バージョンであるWordPress5.0からデフォルトで有効になる新エディターです。Gutenberg(グーテンベルグ)の名称は、活版印刷技術の発明者である「ヨハネス・グーテンベルク」の名前から命名されています。
Gutenberg(グーテンベルグ)知っておきたいこと
2018年9月現在、ベータ版としてのリリースで、テスト環境や開発環境等においての利用が推奨されています。Gutenberg(グーテンベルグ)を導入する際には、記事などのバックアップを作成した上で導入を進めていきましょう。
開発環境などを用意しなくても新しいGutenberg(グーテンベルグ)を試すことが出来るWebサイトも開設されています。
- Wordpress公式 デモサイト:
※現在はWordPress 5.0.2に更新された時点で自動的にエディタが変更されています。
Gutenberg(グーテンベルグ)試しにインストールしてみよう!
導入方法について、「ダッシュボード」、「プラグインページ」からのインストールの2つの観点から解説を行います。
ダッシュボードから導入
- ダッシュボードから導入を行う場合、「http://example.com/wp-admin/」のページを表示します。
- 「新しい、モダンなパブリッシング体験がもうすぐやってきます。」と書かれたお知らせ欄がダッシュボード内に表示されるため、「Gutenbergをインストール」と書かれた青いボタンをクリックします。
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- 「Gutenberg」の案内が表示されていない場合
- 「Gutenberg」の案内が非表示にしてしまった、など、何らかの理由で表示されていない場合は、ダッシュボードページの右上にある、表示オプションをクリックし、「新しいエディター」にチェックボックスを入力することで再度案内が表示されます。
- 「Gutenbergをインストール」をクリック後、しばらくするとボタンが「Gutenbergを有効化」に変わるので、「Gutenbergを有効化」をクリックします。
- 「Gutenberg エディターにようこそ」と書かれた投稿編集ページが表示された場合、正常に導入が完了しています。
プラグインページから導入
- 「http://example.com/wp-admin/plugin-install.php」を開きます。
- プラグインの検索画面が表示されます。検索画面のトップページにGutenbergがある場合は、「今すぐインストール」ボタンで導入出来ます。
※Wordpressのトップページに表示されていない場合、検索ボックスに「Gutenberg」と入力して検索を行うことで、「今すぐインストール」ボタンから導入を行うことが出来ます。
- 導入完了後、「今すぐインストール」ボタンが「有効化」ボタンに変わるため、「有効化」ボタンをクリックします。
- プラグインの有効化が完了すると、インストール済みのプラグイン一覧ページに遷移します。新規投稿ページ、もしくは各投稿の編集ページを開くことで利用できます。
使い方を検証しました
タイトルの追加
新規投稿を行う場合、先頭に「タイトルを追加」と書かれた入力ボックスがあります。この部分に投稿タイトルを記入します。
パーマリンクの設定
投稿のパーマリンクの設定は、従来のエディタではタイトルのテキストボックスの直下にあります。
Gutenberg(グーテンベルグ)では、投稿タイトルをクリックし編集を行います。
一度タイトルをクリックしてからパーマリンクを編集するというステップを踏むようになったため、慣れるまでは戸惑うこともありそうです。
ブロックでのコンテンツ追加
Gutenberg(グーテンベルグ)では、見出しや画像の追加を「ブロック」で行うようになっています。
プラスマークをクリックすることで、それぞれの要素を一つのブロックとして、コンテンツ挿入できます。テキストだけでなく、画像もこのブロックの挿入で追加するようになりました。
ブロックの移動
ブロックを選択し、矢印ボタンをクリックする、もしくはドラッグアンドドロップで操作することで、ブロックの上下移動が可能です。
ブロックの再利用
ブロックのメニューから「再利用ブロックに追加」を選択することで、選択したブロックを別の場所で再利用することが可能になります。
ブロックを更新すると、サイト全体の当該ブロックを利用しているすべてのコンテンツに変更が反映されます。
本格的な利用はいつから?
デフォルトで採用されるWordPress5.0から本格的な利用が始まります。2018年9月時点でWordPress5.0の開発状況は、全体の43%まで進んでいるようです。
Milestone 5.0 – WordPress Trac
その為、本格的な利用はまだ先となりそうです。正式リリース後もプラグインの導入などで、旧エディタを利用できると思われますが、早めに試してみても良いかもしれません。
格段に使いやすいエディタ
WordPress5.0から登場する、Gutenberg(グーテンベルク)についてご紹介しました。
WordPressで記事の更新が多い方には、格段に使いやすさがアップしているため、強い味方となります。