MacにHomebrewでPHPをインストールする方法

MacにPHPをインストールする方法を解説します。

Homebrew は macOS 用のパッケージマネージャで、PHP を含むソフトウェアパッケージを簡単にインストール、管理することができます。Homebrew を使用して PHP をインストールするには、まず Homebrew 自体をインストールする必要があります。

ターミナルウィンドウを開き、以下のコマンドを実行することで行う事ができます。


/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

こちらのコマンドはHomebrewの公式サイト(https://brew.sh/ja/)で簡単にコピーできますので、アクセスして事前にコピーしておきます。

Homebrew公式サイト

Homebrewがインストールされたら、それを使って以下のコマンドを実行することでPHPをインストールすることができます。


$ brew install php

これにより、最新の安定版 PHPがインストールされます。

PHPのバージョンを指定する場合

特定のバージョンのPHP をインストールする必要がある場合は、まずインストールできるPHPのバージョンを以下のコマンドでチェックします。


$ brew search php

例えば、php8.0をインストールしたい場合には、以下のコマンドを実行します。


$ brew install php@8.0

少し時間がかかりますが、インストールが完了したら、php -v コマンドでインストールされた PHPのバージョンを確認し、正常に動作していることを確認します。

PATHを通す

PHPのインストールが完了したら、ローカルの開発環境でPHPを使用するように設定する必要があります。Homebrewを使用してPHPをインストールしても、自動的にローカル開発環境が構築されませんので必ず実施しておきましょう。


$ echo 'export PATH="/opt/homebrew/opt/php@8.0/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc
$ echo 'export PATH="/opt/homebrew/opt/php@8.0/sbin:$PATH"' >> ~/.zshrc

また、.zshrcファイルを以下のコマンドで開き追記を行います。


% open ~/.zshrc


export LDFLAGS="-L/opt/homebrew/opt/php@8.0/lib"
export CPPFLAGS="-I/opt/homebrew/opt/php@8.0/include"

MAMPのようなパッケージをインストールする場合は、手動でApache、MySQL、PHPを設定するかして、別途設定する必要があります。

MAMPを使用したPHP環境はこちらの記事を参考にしてください。

MacでPHP環境を構築するなら「MAMP」がオススメ

メインメニュー